キッカケは、YOUTUBEで高校の時にあこがれだった2stバイクの動画を観あさっていた時のこと。
他のロスマンズカラーといわれるデザインのNSR500とほとんど同じはずなのに、たしかに別格のオーラを放つバイクがそこにはありました。
スポンサーステッカーの微妙な位置の違いや、ゼッケンナンバーの違いなど
間違い探しをするような感覚でひたすらにそのエディ・ローソン仕様のNSR500と他のロスマンズカラーのNSR500との違いをひたすらに探し続けました。
毎日のように’89シーズンのWGPの映像を見続け、あらためて思った。
やっぱりこのNSR500は別格だ。
そこからボクの夢が始まった!
まずは、NSR50を買わなきゃはじまらない!
グーバ○クさんや、バ〇ク王さんで 『nsr 50』と検索すると、、。
じぇじぇ!どれも30万円~50万円とめちゃくちゃ高い!!
50ccの原付バイクだぞ。。
こうなると20万円台ですら安いなと思ってしまうけど(猛爆)、
カウルがなかったり、遠方だったりで結局あんまり安くない。。
ボクは、どうしても車両価格10万円以下で購入したかったので、まずお金の壁が立ちはだかったのだ。
運命の出会い! それとも、最悪の出会い!?
毎日のように某オークションサイトで検索していた時のこと。
なんと車両本体価格が7万円でNSR50 が出品されているではないか。。
しかし、見るからにボロボロでいかにも草レースで使われていたような車体、、。
残り数時間で入札件数 ”0”
見るからに怪しいそのNSR50 を買おうなんて人はいなかった。
エンジン実働確認済、書類アリ、改造多数、保安部品なし、走る曲がる止まる確認済
いま思えばこれはよく目にするテンプレートだ。
しかし、その時の俺は正直に言ってビョーキだった。
この値段で買えるなら、中古部品やらなんやらを使って安く済ませれば合計20万以下で済むだろうと安直な思考だった。
すぐに完成させたいわけじゃないからコツコツと組み上げちゃえ!
その日、出品者に連絡を取って購入を決めた。
しかし、ここからが苦難の始まりだった!!
①バイクの販売証明書が届かない。
バイクは1週間くらいで手元に届いた。
しかし、ゆうパックで書類は別途と言われた書類は待てど暮らせど届かなかった。
電話で販売業者(素人業者)に問い合わせてみると、
確かに私共は、お送りしました。配送トラブルだと思いますので再度お送りします。
それでも、書類は届くことがなかった。
何度問い合わせても同じ返答。
正直、この人間とこれ以上関わらないほうがいいと思い、書類はあきらめた。
そして後日知ったのだが、車両NO.が改ざんされていた車両だったようだ。
たしかに、これでは書類をつけることができないだろう。
知人に相談しフレームは新たに購入することになった。
②キャブレターのオーバフロー、穴あきラジエター etc,,
いざエンジンを試しに始動させようとしたところ、ガソリンを入れたとたんキャブからだだ洩れ、、。
ダメだこりゃ。
キャブをバラシて掃除。もちろんはじめてだったがYOUTUBEやNSR50に詳しい方のブログを参考にやってみた。
なんとか組み上げてエンジン始動。
BOOOOON! ビイーーーン! 白煙がすごい!!!
これが、
あこがれの2stサウンドだ
喜びも一瞬、。
プスプスとエンジンは停止し、見るとラジエターからクーラント(冷却水)が漏れているじゃないか!
エンジンのガスケットからも黒い液体が漏れている。。
これは完成まで時間がかかるぞと覚悟を決めた瞬間であった。
後編へ続く