バスがなぜルアーに食いついてくるのか!?
ふと、考えたことはありませんか?
ボクは、このことについて中学生の頃、凄く悩んでいました。
授業中、ノートに、バスに関する考察などを書いていたくらい悩んでいましたw
答えは、なんともシンプルで
それが、バスの『本能』からくる行動だと理解しました。
バスは、お腹がすいていたから、貴方のルアーを食べようと思ったわけではありません。
この記事にルアーフィッシングの神髄を執筆していきます。
※今後、当ブログではバスがルアーに食いついてくることを【BITE=バイト】と呼称します。
バスの【本能】はこんなにある!!
①食欲という本能・・・ボク達も食欲があるようにバスにも食欲があります。
お腹が空いていたら何かを食べたくなるように、バスも何かを食べます。
ボク達のように食べたいときにご飯を食べられる訳ではないので、食欲は、バスにとって死活問題級の重要な本能です
②防衛本能・・・例えば、バスは”ネスト”と呼ばれる、”産卵床”を作り、オスのバスがそこで子育てを行います。
この時期のオスのバスは、ネストに近づくあらゆるものから我が子を守ろうとします。
その敵が、たとえ敵いっこないような巨鯉や人間の手でも追い払おうとします。
これは、食欲ではなく防衛本能です!
※ネストを守っているオスのバスを釣るのは控えましょう。最悪の場合、子バスは死んでしまいます。
バスフィッシングの将来を暗くするような行為を我々バス釣り人がするなんて止めましょう!
③闘争本能・・・好みのメスを巡ってのバス同士の喧嘩や、勢いよく逃げている小魚を目にするとバスはついつい追いかけてしまう。
これもきっと闘争本能から!
争って勝ち残ったものが、いい種を残していく。 弱肉強食の世界はいつもシンプル。
もっともっと上記以外にもバスの本能はたくさんあります。
おも立ってバス釣りに関連度の高い3つの本能についての説明でした!
本能から紐解いていくと、バスの生態が見えるようになっていきます。
バスの季節ごとの生態について
バスは変温動物です。
人間とは違い、水温が1度変わるだけでも調子が変わってしまいます。
季節の変化は、人間以上に大イベント!!
まずは、
1月から3月の厳冬期からバスの生態を考察しましょう。
この時期は水温が0度に近くなり、バスはほぼ行動できなくなります。
食事もほとんど採らなくなります。
冬眠とは言いませんが、ボクの住んでいる東北のフィールドでは、
冬にバスが釣れてもほとんど引かず、目が開いたまま寝てるような状態で釣れてきますw
咄嗟の、闘争本能か食欲本能からと考えられます!
関東以南では、冬でもバスフィッシングができると思いますが、
どうしても、厳しい修行のような釣行になることを覚悟して臨みましょう!
おすすめルアー
バイブレーション・・・ボトムを感じながら鋭くジャークアクションを入れて反射的にバイトさせましょう!
ただし根がかりには注意です。。
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4月から6月は、産卵・繁殖の期間です!
水温が上昇していくにつれ
バスは徐々に活動し始めます!
まずは、オスが浅場にきて産卵床を作ります。
水温が15℃付近になると、バスの産卵が始まるタイミングと言われています。
メスも遅れて深場から浅場にやってきます。
この時合いに釣れるメスバスは、とても大きく体高があり
いわゆるランカーサイズ 50センチ以上のデカバスが最も狙って釣りやすい時期です!
プリスポーニング(産卵前)のメスの大型バスをプリバスと呼んだりします。
産卵が無事に終わると、体力を使い切ったメスバスは再び深場へと戻り、
体力の回復を図ります。
一方で子育ては?というと
バスは、実はオスがメインで子育てをします。防衛本能からか、かなり積極的に行動します!
卵に新鮮な水を絶えずかけ続けたり、
鯉や人間などの外敵から卵を守ります。
この時期のオスバスを釣ってしまうと体が傷だらけだったり、ボロボロで
泣けてきます。
すぐに元の産卵床に戻ってもらいたい、、。
釣っちゃってゴメンね、。
なるべく浅瀬にいるバスは、そっとしてあげましょう。
卵が孵化し、子どもたちが大きくなったころには、メスバスも体力が回復してきて
活発に獲物を狙うようになります!
また、オスバスも同様に獲物を狙うようになり、アグレッシブなバイトを見せてくれる可能性が高いです!
思う存分、釣っちゃいましょう!!
おすすめルアー
ミミズ系ワーム・・・バスに限らず魚はミミズが大好き!!! 底を感じながら、ふわふわと優しく動かしましょう!
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浅場を丁寧に探れる高浮力クランク・・・バスは浮かび上がる動きとふわふわと落下する縦の動きに弱いです!
コツンと何かにルアーが当たったら巻くのを止めて、浮かばせてみましょう!
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7月から9月は、夏の暑さから逃れるためにバスも避暑地を探します!
バスも人間と同じであまりにも暑すぎる水温だとバテてしまいます。
この季節は、特にストラクチャーとカバーの複合エリアに固まる傾向があります。
バスの居場所をピンポイントで狙いながら釣りができる季節です。
浮草やハスなどのベジテーションカバーはバスにとって最高の隠れ家です。
人間側からは釣りがしにくく敬遠されがちですが、ベジテーションカバーの釣りを制せば、
夏のバス釣りを制すると同義です。
また、川や沼の水流があるエリア(水が動いているエリア)も特にお勧めです。
バスは、少しでも水温が低い所にいたいので冷たい水が流れていたり、勢いよく
水が流れているところを好みます。
人間で例えるならば、エアコンの前に居たかったり、扇風機の前で風に当たっていたい気持ちですかねw
おすすめルアー
ラバージグ・・・ピンポイントを確実に誘えるラバージグ。
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ノーシンカーリグ、ワーム・・・重りをつけないワームと針のみの仕掛けです。
ふわり、ふわりと誘いましょう!
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10月から12月は、食欲の秋 冬に備えてモリモリ食べます!!
この秋の季節は、バスにとっても過ごしやすく
1年でもっとも獲物を追いかけている季節です。
水中を見ると、キラキラと小魚の群れが逃げ回っていた。なんて、光景に遭遇しやすい季節です。
よく、荒食いの秋だから釣りやすい! と言われます。狩猟本能全開ですね!
しかし、バスは小魚を追いかけまわしている時は、周りを見てなんかいません。
その目の前の獲物しか見ていない状態なんです!
なので、活性が高くても
ルアーを落とす位置やルアーを引いてくる角度をしっかりと
アジャストしないとバイトに至らず、あっという間にバスの反応が無くなってしまうことも、、。
釣るのが簡単そうで、難しいのがこの季節ですが
その日のバスの好みのルアーと戦略でアプローチできると
大爆発!!!
同じエリアで何本も釣れることもありましたよ!
12月からは、気温と水温が安定せずバスの調子が悪くなりやすく
釣れにくい厳しい時期ですね。
おススメのルアー
スピナーベイト・・・こんなので釣れるのと、初見さんは思うでしょうw
ボクもそうでしたが、信じて使い続けてください。なくてはならないルアーになってくれますよ!!
ミノー・・・ミノーはサスペンドタイプかフローティングタイプが良いです。
ロッドを、ひゅっひゅっと鋭く動かして、イレギュラーかつトリッキーな動きで
バスを誘いましょう!!
まとめ バスほど研究された魚はいない!!!
バスは、こんなところまで!?と思うほど生態について研究されてきました。
例えば、好みの匂いを探るために脳波を測定しながら、様々なフレーバーを与えたり、
マイクロチップを埋め込み、どのような移動ルート辿ったのかなどなど。
ですが、
いまだに人間は、バスを釣りたいと思ったその日に
確実に釣り上げる術を持っていません。
それは、大自然そのものが相手だからです。
100%釣る事は出来ないかもしれませんが、
バスの生態を知り、考え悩み、釣りを続ければ
バスを釣る事が、どんどん上手になっていくはずです。
そして、その1匹のバスとの出会いはまさにプライスレスな
特別な感動となる事でしょう!
是非、手軽に始められるバスフィッシングを楽しんでは如何でしょうか?
※
立ち入り禁止の釣り場や、釣り禁止などのルールは守りましょう!
また、水場はとても危険です。大人でも足がつかないくらい深い沼やため池が
たくさんあります。足場をよく確認してから釣りをしましょう!
ボクは、一度沼に落ちたことがありますが絶対に焦ってはいけないと学びました。
しっかりと冷静に犬かきをすれば沈むということはないはずなので、
焦らず、岸辺に戻りましょう。
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